生まれて間もない赤ちゃんは、お肌が薄くデリケートで、カサカサや肌の赤み、ニキビなど、さまざまな肌トラブルが起こるものです。これらの新生児特有の湿疹や肌荒れの総称を「乳児湿疹」と言って、生後4ヶ月くらいまでは誰にでも出やすい症状と言えます。
とくに病気というワケではないので、心配しなくても大丈夫!自宅できちんとケアしてあげれば、数日~数週間で治ってしまうことも。
このサイトでは、乳児湿疹に悩む赤ちゃんとママのために、乳児湿疹の種類、症状、原因、自宅でのケア方法といった情報を分かりやすくまとめているので、ぜひ参考にご覧下さいね。
生後4ヶ月くらいまでの赤ちゃんによく見られる、乳児湿疹の代表的な症状です。
頭やひたい、眉毛、ほほ、あごなどが赤くなったり、黄色いフケのようなカサカサができるのが特徴です。
過剰な皮脂分泌なので、洗顔をしてお肌を清潔に保ったり、
赤ちゃんがかきむしらないよう工夫
してあげることが大切です。
生後1週間から1ヶ月の赤ちゃんによく見られる乳児特有のニキビです。
おむつが接触する部分が、赤くただれたり、ポツポツと湿疹ができるのが特徴です。
他の湿疹とは違い、かゆみや強い痛みをともなう湿疹ができます。
お尻がムレて不衛生になること。こまめにおむつを交換したり、しっかり保湿をしてお尻をケアすることが大切です。
これらの乳児湿疹を改善するためには、自宅でのケアがとても大切になってきます。症状によっても方法は変わりますが、全ての乳児湿疹に共通して必要なのが次の2つのケアです。
乳児湿疹の80%が、皮脂が溜まってしまうことが原因なので、きちんと皮脂を落とすことで炎症はおさまります。とくに生後4ヶ月くらいまでは、皮脂が過剰に分泌しやすくなっているので、石鹸を使って洗うのがポイントです。
【乳児湿疹の治し方1】赤ちゃんのお肌を潤すだけで、バリア機能が高まったり、皮脂バランスが整うなど、湿疹改善にも効果は絶大です。汗や紫外線などの刺激からもお肌を守ることができます。
ここでは正しい入浴の方法から、保湿までをレポートしていきます。
今回協力してくれたのは、5ヶ月になる男の子「優くん」とそのママさん。
この写真ではわかりにくいですが、右の頬に少しだけ赤みがでてきています。
ですがこれは肌の弱い赤ちゃんなら仕方のないこと。悪化させず、キレイに治してあげるのが重要です。
優くんが2人目の子という先輩ママさんのテクニックを参考にしてくださいね。
乳児性湿疹と似た症状にアトピー性皮膚炎があります。
乳児湿疹が出ているうちはアレルギー性のアトピーかどうかの判断が難しいため、1~2歳頃までは経過を見る必要があります。
○出生後~2・3ヶ月頃
お腹の中にいた時のホルモンの影響から、皮膚から分泌される皮脂の量が多くなり皮膚表面が汚れることにより発生します。ホルモンの排出は通常生後4か月ほど続くため、その期間は症状が続きます。早いと生後2週間くらいから症状が現れ、ニキビのように赤く腫れた湿疹がよく見られます。
○4ヶ月~7ヶ月頃
皮膚の脂肪分が少なくなっていき、今度は乾燥による湿疹ができはじめます。このような症状の場合は、小児科や皮膚科を受診するようにしましょう。タオルで拭いたり、肌着と擦れたり、ちょっとした摩擦でも症状が出てきます。また、治ったり再発したりを繰り返す場合もこの時期です。
○10ヶ月~1歳頃
どんどん皮膚が強くなっていき、だんだん症状が改善してくる頃です。なかなか改善しない場合には乳児湿疹ではなく、体質的な湿疹やアトピー性皮膚炎の可能性もあるため小児科や皮膚科を受診するようにしましょう。
乳児湿疹になってから完治するまでには個人差がありますが、患部の状態を清潔に保つことや、適切な処置を行うなど、きちんとしっかりケアすることが完治へのなによりの近道です。
湿疹が発症しても、正しく洗ってあげたり保湿してあげたりと適切にケアすることで2週間ほどすると一旦良くなり、3~4週間ほどで完治するケースが多くあります。
しかし、いつまでたっても治らない場合や、日に日にひどくなる場合には、早めに小児科や皮膚科を受診するようにしましょう。
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